たまなーごの日記

趣味の話ばっかりなただの個人日記

【本断食】素人が適当に7日間断食してみた【年末年始】

 

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今年の年末年始は12月27日から1月5日の10日間の休暇をもらえたので、日頃の不摂生を直すいい機会と思い水だけを飲める本断食をやってみることにしました。なお、医師や専門家に頼ることなく断食初心者が独断でやってみただけなのでご了承ください。

断食の効果

断食の効果については体だけでなく精神の面でも向上するとのことですが、私としては「リセット願望」といいますか、なにかを変えたいというか、とにかく新年を迎えるにあたって心を洗い流したい気持ちで臨みました。決して良い年とは言えなかった2017年ですが、新年への期待を込めて断食を行いました。(ついでにダイエットも)

今回は素人が自分の体と相談しつつ独学で行ったので、断食についての理論やメソッドを解説するわけではありません。ただ私一個人が断食を行ってみての感想をだらだら述べるだけです。要は単なる日記ですね。

 

 減食期間  

減食1日目(12月24日)

体重:72.2kg

断食に向けた減食ですが、断食7日に対し減食期間3日は圧倒的に足りません。もともとはこんなに長く断食をするつもりはありませんでした。これが記事題名の適当たる所以です。

 

さて食事ですが今日は休みで暇だったので記事のアイキャッチ画像のおかゆに味噌汁(具無し)をつくりました。

そして夜はレンジでチンする玄米1パックのみを。

よく噛んで食べることを意識したためか空腹感はそんなに感じませんでした。

 

 

減食2日目(12月25日)

体重:72.1kg

昼も夜も玄米ご飯。

 

普段から玄米を食べ慣れているのでとくに違和感は無し。

玄米は腹持ちがいいのか空腹感は無し。

 

減食3日目(12月26日)

体重:71.9kg

 

お昼にパックのお粥と乳酸菌飲料を。

 

ただこの日が一番空腹感が強く苦痛でした。一日中食べ物のことを考えてしまいます。

減食期間に入ってからほぼ炭水化物しか摂っていないからでしょうか。
とにかく水をがぶ飲みしてこの日は早く寝ました。

 

 

 断食期間  

断食1日目(12月27日)、脇腹が痛くなる

体重:69.9kg

今年の仕事の終わり、実家に帰り、この日は年末年始の買い出しに両親と上野に行ってきました。

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上野のといえばパンダとアメ横なので用事はないですがアメ横に行ってきました。

やはりというか断食1日目はまだ体が空腹に馴れていないのか通りの露店の美味しい匂いには参りました。

せっかく今まで減食してきたのだから誘惑に負けたら全てが無駄になると自分を戒めて無事通りを通過。

ただ帰りの電車で異様に両脇腹が締め付けられたように痛くなりました。

断食中は肝臓が体のエネルギーを作ろうとフル回転するので人によっては肝臓のある右肋骨の一番下辺りが痛くなるようですが(いわゆる好転反応の一つ)、私はその反対側も同時に痛くなりました。

調べてみると反対側は胃があるそうなので、美味しい匂いに釣られて胃が暴走したみたいです。電車で椅子に座りゆっくりと帰宅。

 この痛みは座って楽になり家で横になると完全に消えました。

 

夜、断食の効果を上げるために初めて浣腸をしました。あらかじめ邪魔なものをなくしておけば断食による毒素の排出がスムーズになるとか。

説明書には薬剤注入後2分から10分我慢するようにとありましたが、1分も我慢できません。あまり体に馴染まないうちに出してしまいました。

 

断食2日目(12月28日)、喉の渇き、熱感、舌苔

体重:69.7kg

特にやることもなく家でゴロゴロしていました。

ただこの日は異様に喉が渇き、水を2リットル以上は飲むことに。

それと体がまるで風邪をひいた時のような熱っぽさも出てきました。

ついでに舌が白くなる舌苔(ぜったい)も発生。

これも調べてみると好転反応の一種みたいです。2日目にして早くも好転反応が出始めていい感じです。

 

 

断食 3日目(12月29日)、元気にイベントに行く

体重:記録なし

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この日は早起き。すこぶる体調が良いので7時の電車に乗り込み東京へ。

前々から計画していたことですが、断食中にもかかわらずコミックマーケット93、通称コミケの1日目に初参加してきました。

この手のイベントは初めてですが、入念に調べ計画的に行動。いざ有明

 

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イベントの詳細は省きますが、行きの電車も待機列に並ぶ時も、会場内でも帰りの電車も帰宅後も特に体の異常はありませんでした。

待機列に並んでいるときに周りの人がおにぎりやパンをほうばっていても何も感じることはなく、空腹感はありませんでした。

 

タイムスケールは

06:30 出発

08:10 国際展示場駅

08:30 待機列最後尾着

10:00 開場

10:15 入場

14:00 会場を後に

16:20 帰宅

 

急がず慌てず余裕を持った計画をしましたが、嬉しい誤算として予想以上に会場に早く入れたました。

おかげで早めに帰宅できました。

目的のサークルにて「応援してます。頑張ってくだい」が言えて大満足。

たった一言ですが来た甲斐がありました。

帰宅後も空腹感は無くなったままなので3日目で体が慣れてきたかもしれません。

水をたっぷり飲んで就寝。

 

 

断食4日目(12月30日)、体が怠い

体重:66.0kg

家の大掃除をしているとき、窓を拭くため腕を頭の上でワイパーにように動かしていましたが、たった一枚の窓を拭くだけで異様に腕が疲れました。腕を降ろすとすぐに疲労感がなくなるのですが上げるとまたすぐに鉛にように重くなります。

さらに3日目は無くなっていた喉の渇きと体の熱感は2日目より強くなって再出現。気分が悪くなるようなものではなくただ単純に疲れやすくなりました。

単なるエネルギー不足ですかね。

 

 

 断食5日目(12月31日)、最後の好転反応

体重:65.8kg

 断食中の好転反応は人によって様々であると言われていますが、私の中でこれだけは経験したいものがありました。

それは宿便の排泄です。

なぜなら排泄は非常にわかりやすい解毒作用。断食をやるからにはぜひ経験しておきたいものでした。

断食中最後に排便したのは1日目の浣腸以来。それまでご無沙汰で便意もなく、新年から忙しくなるので今日中になんとかしたいと思っていました。

 

そのなんとかする方法とは、銭湯に行ってサウナと水風呂の交互浴で無理やり体の交感神経を刺激して排便してやろうというものです。

今にして思えばなんて危険なやり方なのかと自分でも疑問に思います。

ただでさえエネルギー不足なのに体に刺激を与え、大汗をかいて塩分も取らずに水だけ飲むなんて非常に危ないものです。

しかし結果は大成功、大当たりでした。

3回の交互浴後、家に帰ると猛烈な腹痛が襲いました。浣腸の時とは違う腹部全体がゴロゴロと地鳴りのように騒ぎ立てます。

そのままトイレに籠城。今まででどこに隠していたのか不思議なぐらいの滝のごとし勢いで流れ出て行きました。端的に言えば大量の下痢です。

晦日の夜に一時間ほどトイレに籠ってました。

 

 

断食6日目(1月1日)、気分がすっきり

 体重:64.4kg

ものすごく体が軽いです。

新年特有の空気の為かいつもより気持ちも晴れやかです。

なぜか自分はなんでもできるんだという不思議な万能感が芽生えました。これが断食中に芽生える高揚とした幸福感というものなのかと。心に全くわだかまりのない状態とはこのことなのかと実感。断食の体だけでなく精神をもリフレッシュしてくれるのですね。

 

実家に帰省しているので親戚が集まってきましたが、私だけ正月料理に手をつけない所を見て「体調悪いのか」と心配されました。家族には断食について理解をしてもらい、事前に私が年越しそばもおせちもいらないと話した時も快く了承してくれましたが、その時の寂しいような、残念そうな顔をされたことが頭をよぎります。少し親不幸をしてしまったかもしれません。

午後に初詣に行きましたが特に体の異常は無し。

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散歩して夜は星を眺めたりのんびりと過ごしました。

こんなゆっくりとしたお正月も悪くないですね。

 

断食7日目(1月2日)、眠気が強い

体重:63.9kg

昼の段階で絶食からすでに丸7日、168時間が経過しました。

相変わらず喉の渇きがあるので水をたくさん飲んでいますが、加えて今までにない眠気が襲いました。1日の半分以上は寝ていました。その眠りも浅く、1〜2時間ほどで一度起きて水を飲み、また眠るという1日でした。

体の倦怠感も強く、階段の上り下りで心拍数が増大してきます。

気持ち的にはまだ断食を継続できそうなところですが、一週間という節目の期間がすぎたのでこの日で終わらせることにします。

 

 復食期間  

復食1日目(1月3日)

体重:65.1kg

断食においてはその過程よりも回復食のほうが大切みたいです。

なにせ一週間一切食物を取っていなかったので内臓が弱り切っています。また、下手な食事をとるとその後の食欲過多でリバウンドしてしまうのだとか。

せっかく体と精神の毒素を排出できたのにもったいないですね。気をつけないと

 

さて、回復食といえばおかゆ、とくに1日目は重湯なるものがよく食されているようです。さっそく米を炊いておかゆをつくってみることに。

お昼の11時ごろにいただいたので前回の食事から約180時間ぶりの食べ物です。

ありがたく頂戴します。

 

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おかゆの汁に梅干しだけですが、梅干しってこんなに美味しかったけ?と思いました。

しょっぱさのと旨味が身体中にしみわたります。ちなみに重湯のほうはあまり美味しく感じませんでした。

やっと物が食べられるという安堵感が強く、それほど食欲はでてきませんでした。

夜は残ったおかゆを一膳。味付けは無しですがとても甘く感じられました。

 

体重が昨日まですごい勢いで減っていったのですが、この日から増加し始めました。何も食べていない断食中は減って、食べ始めたら増えるのはあたりまえなのですが、カロリー的には基礎代謝量ぶんも取れていないはずなのに増えたのは人体のカラクリですかね。

 

復食2日目(1月4日)

体重:69.1kg

朝は食欲がなくおかゆを一膳いただきました。

昼近くになってくると急に食欲が湧いてきて何か固形物が欲しくてたまりませんでした。

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豆腐(木綿)一丁に納豆1パックをかけたもの。味付けは付属のタレではなくただの醤油を垂らしました。

素人が適当にやっているわけなので復食2日目から断食明けにしては重そうなものを食べていいのかと疑問に思いますが、あまりにも食欲が強すぎました。

よく噛んで食べることを実行。

涙が出るほど美味しく感じました。

この食欲のタガが外れるとリバウンドするんだろうなぁ。

 

復食3日目(1月5日)

体重:68.9kg

朝は食べず昼から。

いつものおかゆに梅干しを2ついただきました。

昨日からちょこちょこ梅干しをつまんでいるので6つほど消費しました。

夜はそういえば野菜をしばらく食べていないことを思ったのでスーパーで出来合いのサラダとアボカドを購入。納豆と醤油をかけ、コンソメのスープもつくりました。

サラダが器に盛り付けると予想以上に量が多かったのですが、溢れる食欲で全部ぺろりと食べてしまいました。

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断食終了  

1月5日をもって私の断食の全行程は終了しました。

その後の食事は甘いものや脂っこいものを避け水をよく飲み、よく噛んで食べることを続けています。

6日以降はとくに体の不調もなくいつも通りに過ごしていますが、同時に断食中に感じた多幸感や万能感、すっきりとした気持ちなどは普通の生活をしている今では微塵も残っていません。

予想していた好転反応はあらかた出現したので体の毒素は洗い流されたのでしょう。

インフルエンザがはやっていますが元気に働いています。

私のような適当な方法で実行した断食で参考になるかはわかりませんが、体重の推移を載せておきます。

 

減食1日目 72.2kg

  2日目 72.1kg

  3日目 71.9kg

断食1日目 69.9kg

  2日目 69.7kg

  3日目 記録無し

  4日目 66.0kg

  5日目 65.8kg

  6日目 64.4kg

  7日目 63.9kg

復食1日目 65.1kg

  2日目 69.1kg

  3日目 68.9kg

 

断食中は精神の面でも新陳代謝が働いて心のデトックスともいうべきことがおきるようですが、私は断食中もネットやテレビをみたりイベントでグッズを求めて駆けずり回ったりと煩悩にまみれた一週間でした。なので次回また行うときはこういったものも断ってやって見たいです。

一応それでも精神面で今までにない気分になったので少しは心もリフレッシュできたかもしれません。

 

いままで生きてきた中で一番過酷な期間だったと思うのですが、それほど苦痛を感じることなく過ごすことができました。空腹感は一度峠を超えるとあまり感じません。食べ物が無いことが当たり前になっていきます。

 

この経験がはたして私の今後の人生に良い影響を与えてくれるよう期待します。