たまなーごの日記

趣味の話ばっかりなただの個人日記

夏の侘び草育成

 

新潟に本社を構えるアクアリウム専門のADA(アクアデザインアマノ)社が製造する「侘び草」。

いわゆる苔玉の一種で、直径6または9cmほどのベースに水草を約 本させることにより水中でも水上でも水草の群生が手軽に楽しめるものになっています。

そんな「侘び草」をお手軽に水上での育成を始めてみました

 

 

 

 購入方法

ー小さな生命を愛せずして、大自然を語ることはない。 

                ADA創業者、写真家 故・"天野尚"氏

 

侘び草についてはADA社のホームページを見てもらうと一番わかりやすいです。

佗び草 - ラインナップ | ADA - PRODUCT

www.adana.co.jp

 

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様々な水草が置くだけで簡単に育成できる

 

問題なのはADA製品は、ADA社に認められた"特約店"でしか購入できないことです。

信販売もしてないので地方民にはつらいところです。

ADAはデザイン、価格、そして販売方法を絞り込むことでブランド力を高めてきました。

お近くの特約店はADAホームページから調べられます。

販売特約店をさがす | AQUA DESIGN AMANO

 

私はお盆の帰省時に「アクア&ペット かねだい本町田店」にて購入しました。

本町田店 | アクア&ペット かねだい

www.petshop-kanedai.jp

 

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ぷっくりと膨らんだ袋 大抵のアクアショップでは帰宅までの時間を伝えれば包装の紙や水の量を調整してくれます。

 

今回購入したのは「侘び草 エキノMIX 9φ」

苔玉の中央にエキノドルスという南米原産の水生植物を据え、その周りを各種有茎草が群生しているものです。

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有茎草は水中と水上で大きく見た目を変えます。

例として下の画像にこの侘び草でも植えられている種類の画像です。

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グリーン・ロタラ 左:水上葉  右:水中葉

今回は水に沈めずにベースの半分ぐらいを水に浸けた腰水で水上葉の育成をします。

 

 購入後の処理

私の場合、購入後の水草はバケツに水を張り約30分ほど完全に沈めます。

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そうすることで購入前にに水草に付着したゴミ、虫、農薬等を落とすことができるからです。

その後茶色くなっている葉っぱをカット。

ここら辺は普通の園芸と同じことをしています。

 

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ベースの裏も確認。腐っている根があれば剪定します。

 

 設置&日常の手入れ 

 

購入後の処理が済んでしまえばあとは気に入った器に入れて設置するだけです。

場所は明るい窓辺ですが、あくまで水草。乾燥に弱いため真夏の直射日光は危険です。

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 メンテナンス道具として下写真のものを購入

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  • 普通の霧吹き
  • ADA 侘び草ミスト 200ml ¥800

侘び草ミスト

佗び草ウォールをはじめとした水草の水上栽培での葉面散布用の栄養素です。葉色をよくするとともに害虫の忌避効果が期待できます。スプレータイプ。

www.adana.co.jp

この侘び草ミスト、特に成分表示はないのですがニオイはハッカ油を薄めたような感じがします。葉の水分補給というよりも虫の忌避効果を狙った商品のようです。

 

 

あとは朝と夕方に霧吹きで水を与えるだけです。

器の水は週に1度交換すれば良いでしょう。

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侘び草は成長が早いのでいずれ水草が器から溢れんばかり生い茂るでしょう。

それが楽しみです。

 

 

 過去の育成記録

侘び草は今回初めてでなく何度かアクアリウムの素材として利用してきました。

水中に入れると適切な環境であれば高密度な水草の群生が手軽に楽しめるので、初心者のも私には大助かりでした。(ピンセットの扱いが苦手で一本一本植えるとスカスカのみっともない出来になります)

写真は過去の古い画質なので見づらいかもしれません。

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侘び草1日目 5年ほど前のまだ学生だった頃の水槽。右奥が「侘び草 かれん」

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侘び草2〜3日目  すでに水中葉が茂り始めている

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侘び草4日目?くらい ほかの水草と比べるとその成長の早さがよくわかる

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別水槽の立ち上げ 両奥脇が「侘び草 かれん」

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右手前にもう一つ侘び草を追加 下草はグロッソスティグマを植えた 夜間の酸欠が怖くてエアレーションをしたり迷走気味 グロッソも状態がよくない

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侘び草もっさりでコケももっさり 侘び草の密度がすごい

昔の記録なので今にして思うと酷い水槽でした。でもお金がない中での試行錯誤やマメな光量とCO2調整をすることなど、このころが純粋にアクアリウムが一番楽しかった気がします。

時間に余裕ができたらまた水槽を立ち上げてみたいなぁ。