【おてがるDIY】鉄脚に乗せるだけな簡単180cm机を作ってみた(ランバーコア材)
引っ越しをして一から家具や家電を揃えることになりました。
以前から興味のあった無垢材をオーダーカットしてもらい机でも作ろうかと思慮してみたものの、値段の高さが気になります。
DIYするからには間取りにあった構成にしようかと思うのですが、今後も引っ越しはするだろうし、高い値段を出して今の賃貸に合わせても生活環境が変わるとしっくりこないだろうとの考えから、シンプルに板一枚で天板を敷いてやろうと考えました。
引っ越しして「あれ、なんか間取りとあわないな・・・」をなくすため安くて処分するにも後ろ髪を引かれない、なおかつ頑丈さを求めて「ランバーコア材」と鉄脚を組み合わせての作成を企画。
今回はボルトや接着剤を一切使わない本当に「土台に乗せるだけ」な長机を自作してみました。
作業工程としては
①板、脚を注文する
②板の側面に木口テープを貼る
③板にワックスを塗る
④脚に乗せる
⑤完成
以上になります。
ワックスを乾かす時間を入れても5時間、実働30分で出来上がる超ズボラDIYです。
①板、脚を注文する
板も脚もインターネットで注文しました。
家にいるだけで大きく重い材料が届くのは非常に便利。
一応近所のホームセンターも回ってみたのですが、欲しい規格の板がなかったり、あっても角がかけてたり反っていたりしていました。
ではネットでの注文のほうは大丈夫なのかという話ですが、一応木材を専門としたプロの業者さんがやっているところで注文したので大丈夫でした。ですがそう言った業者さんは卸売を主としているので個人の個口注文にはなかなか迅速に動けないようです。今回は入金から3週間待って届きました。
板の納品に時間がかかったので先に脚の方が届きました。
送料無料で約10000円。
リンク先の商品ページにあるように色々と組み合わせて使えるようです。
先に脚が発送されたので、板が届くまでの2週間は無理やりローテーブルを乗せて使用してました。
なんとも見苦しいですが、完成予想時の脚と天板の使い方もこんな感じです。
乗っけるだけ。
今回注文したのは「ラワンランバーコア 1820mm × 700mm×24mm」
送料と合わせて約7000円。カット代金は無料でした。
ランバーコア材とは家具木工用語辞典曰く、
小幅の板を継ぎ合わせて作った芯材。集成材との違いは、見えない所に使うので安価な材が用いられる。その表と裏に合板を貼ったボードをランバーコア合板と呼ぶ。厚みがあり、面積が広く狂いの少ない板を作ることが出来る。http://wp1.fuchu.jp/~kagu/search/regist_ys.cgi?mode=enter&id=681
とのことで芯材の両面に薄い板を張ることで強度がありながら比較的安価で流通しているようです。
個人的に日曜大工で何かを作るなら一番の材木だと思います。
ラワンとは両面の合板の木材の種類。
よくホームセンターなどでベニヤ板の材質として比較的使われています。
もう一つ出回っているのが「シナランバーコア」と呼ばれるもので、シナ材の方が若干値が上がるものの木目の細やかでザラつきも少なく、綺麗で美しいです。
ただラワン材と比べて柔らかいので机の天板として使うなら傷や凹みがつきやすいかもしれません。
好みの問題だと思いますが、シナ材の方が綺麗なのでそちらがお勧めです。
なぜ今回ラワン 材の方にしたかというと、
うっかり間違えて注文しました()
開梱してみて初めて気が付きました・・・
木目をアップで見てみます。
もっと表面が荒いと思っていたものの十分許容内でした。注文時に「机の天板として使用します」と伝えてあったので、綺麗なものを送ってくれたのかもしれません。
思ってたより悪くないのでこのまま行きます。
脚と天板が届いたので仮置き。
というかほぼ完成。
天板に処理をすればそのまま使えます。
裏から見た状態。脚のほうに固定用のビスが付属していましたが使っていません。
乗ってるだけ。
アジャスターもついているのでガタつきは一切無し。
②板の側面に木口テープを貼る
天板の’ふち’の部分に木口テープというものを貼ります。
この木口テープというのは板を切った断面に貼り付けることで綺麗な仕上がりするものです。
板の規格は決まっているのでテープも同じ24mm幅が簡単に見つかります。
なお天板が届くまで「シナランバーコア材」と思い込んでいたのでこの木口テープもシナ材でできています。
木口テープというからは接着剤は使用せず両面テープのような粘着剤があらかじめついています。
貼り付けてすぐは剥がせるのでとりあえず貼ってみてイメージと違うようであればラワン材の木口テープを別途購入します。
ふちにただテープを貼っただけですがそれらしく見えてきました。
素人の工作なので角はガタガタです。まあ、自分で使うものだし別にいいかな。
思ったより天板とテープの材質の違いがわからないのでこのまま続けます。
③板にワックスを塗る
塗装をして行きます。
今回使用する塗料はいわゆる「蜜蝋ワックス」と呼ばれるもの。
初めて使うタイプの塗料なのでどんな仕上がりになるかは未知数です。
添加剤フリーの体に優しい塗料です。
一度塗りで良いようなので早く仕上がります。
下準備は固く絞った雑巾で天板を拭いたくらい。
購入店のおまけでスポンジもついてきたのでさっそく塗り始めます。
必要なものは
- スポンジ
- 乾拭き用の布
だけです。
塗った直後の比較。上半分がそのまま、下半分が塗ったところです。
乾拭きのために布が必要ですが、私の周りに汚れてもいい布がないのでキッチンペーパーで代用しましたが十分使えました。
④脚に乗せる
裏表側面に全部塗ったので鉄脚に載せつつ乾燥させます。
この段階で99%完成です。あとは乾かすだけです。
乾燥のために外に出す必要はありません。
蜜蝋ワックスは液だれなどせず、乾いたらサラサラになりました。
今回初めて使いましたがとても使い勝手がよく、道具の後処理も必要ない(スポンジや布は捨てるだけ)のでいいですね。
12時間の乾燥後、試しに水滴を落として見ました。
十分な撥水性がある模様。
塗装ムラもなく成功しました。
⑤完成!
念願だった大きな机が完成しました。
27インチのモニタやパソコン本体も机の上に置いても十分な広さがあります。
一枚の板をただ乗せた(敷いた?)だけですが、十分実用の足ります。
気が変われば板の大きさや種類を気軽に変えられるのが既製品にない大きな利点だと思います。
今回は24mm厚の板に剃りどめなどをほどしませんでしたが、今後使用していく中で何か問題があれば報告したいと思います。
〜材料費〜
- 天板 6,000円
- 脚 10,000円
- 塗料 1,000円
- 送料 1,000円
合計約18,000円
https://www.coara.or.jp/~tt/books/bkshelf/bkmain1.htm
↑参考とした記事です。
DIY界隈では有名らしいです。私もランバーコア材はここで知りました。
本棚を作るならオススメです。